コンパクトで写り良し！新標準ズームレンズ『SELP1650』実写レビュー

薄くてコンパクト！NEXシリーズの新標準ズームレンズ・SELP1650のレビューをお届けします。

NEX-6を始め、NEX-5R、NEX-3Nなど、最近のNEXシリーズのボディとセットで発売されている新・標準ズームレンズが今回紹介する SELP1650 。

今までのセットレンズだったSEL1855に比べ、相当薄くなったこともあって、コンパクトさが売りのミラーレス一眼・NEXをより手軽に楽しめるになりました。

標準ズームレンズとしてセット販売されているNEX-6とSELP1655のこの組合わせ。さすがに最近のコンパクトカメラみたいに小さい。と、までは言えませんが、３倍ズームでAPS-Cセンサーを搭載した一眼画質であると言うことを考えると相当小さい。

NEXレンズセットの基本的な標準ズームレンズだった SEL1855 と SELP1650 を写真で大きさ比較してみました。

左：SEL1855　右：SEPL1650　

長さとしては２倍ほど。しかし、実際には重量のこともあるので、手にしたり装着してみたりの体感的なイメージはかなりの差を感じるはず。もちろんバッグなどへの収まりも断然SELP1650の方が良いです。

SELP1650は電動ズームと呼ばれる「パワーズーム」機能を採用しています。

リングを回すか、レンズ本体横にあるレバーでズーム操作が可能、作動も軽やかに小気味よく動いてくれます。コンパクトデジタルカメラからのステップアップなら、レバー操作の方が馴染みあるかも知れませんね。

撮影時ディスプレイ上には、詳細にミリ数が表示。

SELP1650 は一般的なズームレンズと違って、レンズ本体に焦点距離を示すメモリがありません。そのため、ディスプレイを見ながらミリ数は確認。また、カメラ電源をオフにするとズーム値がリセットされてしまうだけに、再びセットをするような撮影をする場合の目安としてこの焦点距離表示は使うことになるでしょう。

小さいけど写り良し！SELP1650の画質をチェック！

作例を紹介しましょう。

ボディ	NEX-6　　　（ボディの詳細）
撮影情報	Ｆ3.5　SS：1/60秒　ISO：320　DR：AUTO　WB：曇天
画質チェック	1228×819ピクセル（表示）　等倍4912×3264ピクセル（表示）

広角端、絞り開放での１枚です。この１枚はレンズテストのようなもの、薄い３倍ズームレンズなだけに広角端の４角はどうなるものか不安だったのですが、結果はなかなか良好です。

風景撮影でも積極的に使っていきたいですね。

ボディ	NEX-6　　　（ボディの詳細）
撮影情報	Ｆ5.6　SS：1/125秒　ISO：100　DR：AUTO　WB：曇天
画質チェック	1228×819ピクセル（表示）　等倍4912×3264ピクセル（表示）

ボケ味が魅力で一眼カメラを購入される方も多いのではないでしょうか？ズームを上手に使って撮影すればご覧のとおり、とっても立体的に撮影することがすごくカンタンに出来ます。

カメラ	NEX-6　　　（ボディの詳細）
撮影情報	Ｆ6.3　SS：1/50秒　ISO：1600　WB：オート
画質チェック	510×768ピクセル（表示）　等倍 3264×4192ピクセル（表示）

16mm側を活かした撮影をすると、大きな被写体でもダイナミックに全景を撮影することが出来ます。お手軽になったズームレンズを装着して写真散歩をしてみてはいかがでしょうか？

持ち歩きはもちろん、カバンの中での収まりなどもすごく違いますよ。