今回のVAIO Pro 13/11 レビューはオーナーメードモデルを注文する時に「液晶保護シート+貼付けサービス」は選択するべきか?というお話です。
クラムシェルタイプのノートPC「VAIO Pro 13/11」の場合、タッチパネルをどれほど使用するかは使用者次第。タッチの頻度が高い人ほど保護シートは装着したくなるというものです。
しかし、保護シートを貼り付けることにより、13/11が本来持つ「画質の魅力」が失われてしまうのでは?と、心配されている方も多いことでしょう。
そこで、今回は装着・非装着の2台のVAIO Pro 11 を用意。液晶保護シートあり・なしを徹底比較してみることにしました。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- VAIO Pro 13/11 販売価格・製品情報
ディスプレイ本来の性能を楽しむなら「非装着」がおすすめ。
ソニーストアで販売しているVAIO Pro 13/11のオーナーメードモデルならタッチパネルを搭載することにより、液晶保護シート+貼付けサービスをオーダーすることが出来るようになっています。
価格は貼付けサービス込みで1980円。お手頃な価格設定ということもあって、実に70%くらい(当店調べ)の方が「貼付ける」を選択されています。
それでは今回のテーマである、液晶保護シートの貼付けあり・なしとで、どれほど違うのかを比較してみることにしました。
写真ではわかりづらいかも知れませんが、よく見ると「映り込み」に差があります。
保護シートを貼り付けているブラックに対し非装着のREDは、置いているテーブルがそのまんま映り込んでいるのが良くわかるのではないでしょうか?
そう、保護シートを貼り付けることによって「映り込み」は大幅に軽減。
この液晶保護シートはジャンル分けすると「光沢がなくなるタイプ」。指紋などの汚れを目立たなくすると共に、映り込みを少なくするタイプのようです。
特に文字入力をメインにされる方にとっては、この映り込みの少なさは長時間での作業がラクになるのではないでしょうか?
また、タッチ操作も貼り付けてあることにより、サラっとした指心地で良好です。
Pro13/11は、前面に使用されているパネルがガラスということもあり、貼り付けてないものにはやや引っかかりを感じます。それに対して操作性もよくなっている印象を受けました。
しかし、映り込みに関しては実際に使ってみると・・・
この映り込みが気になって。と、いうこと実はあまり「ない」ように思いました。
例えばお手持ちのスマートフォンや携帯電話のディスプレイを見てください。光沢液晶にも関わらず映り込みが気になったことなんてあったでしょうか?
それに似たような感じ、写真で撮るとと映り込みは結構気になるんですけど不思議なものです。
もちろん感じ方には個人差がありますので、一概には言えませんが。
しかも光沢がなくなる保護シートは、貼り付けるとVAIO Pro13/11が持つ、良い点を当然スポイルすることもあります。
それは写真や動画を見たとき、特に目立ちやすいです。
どうやらこの半光沢フィルムは無色透明と言う訳ではなく、やや青みがかったようなところがあるようです。
上の鉄道写真は同じ条件でご覧頂いているのですが、色味がハッキリ違うのがわかりますし、またフィルム非装着の方がキリっとシャープに表現してくれています。
もちろん写真や動画同様にインターネットなどをするときもシャープさが違います。
上の写真では一見わかり辛いのですが・・・
当然かも知れませんが、貼り付けたものはディスプレイの前にフィルターが掛かっているような感覚になるので、なんとなく「ねむい(ハッキリしない)」感じになってしまいます。
また輝度も抑えられてしまうのも要因の1つでしょう。
こんな感じで、液晶保護シートがVAIO Pro 13/11のディスプレイにもたらす影響はかなり大きいと思うのでした。
それでは最後にまとめたいと思います。
液晶保護シート貼付けの「メリット」
- タッチ使用時に指紋などの汚れが目立ちにくく、操作感もサラリとしている。
- ディスプレイ表面の保護にもなる。(正しくはディスプレイ前面のガラス)
- 貼付けはサービスなので面倒なことはない。
液晶保護シート貼付けの「デメリット」
- 発色・輝度・鮮明さが失われトリルミナスディスプレイの良さがスポイル。
以上、液晶保護シートを貼付けるメリットとデメリットをまとめてみました。
単純に書くとVAIO Pro 13/11 のディスプレイが持っているパフォーマンスを最大限に活かしたいなら「貼り付けない」方がベター。しかし、タッチ操作をヘビーに使われる方で、かつ画質的なことを気にしない方なら「貼り付ける」を選んだら良いのかと思いました。
ちなみに今回の写真に写っているVAIO Pro 11 rededitionは筆者が個人的に購入したもの。写真が趣味なので、私は「保護シートなし」を選択しましたが、後悔はありません。
と、いうかVAIO Pro 11 のディスプレイの綺麗さにベタ惚れ。タッチ操作もグーグルマップやらで便利に活用するのですが、汚れはVAIO付属のクロスでキレイに拭き取れますよ。
なお、過去にはこんな記事も書きました。
悩むタッチあり・タッチなし「VAIO Pro 11/13」軽さ・操作性・見た目 何が変る? - ソニーショップさとうち
タッチモデルと非タッチモデルの比較記事。ぜひこちらも参考になさってくださいね。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- VAIO Pro 13/11 販売価格・製品情報
VAIO Pro 11 レビュー
VAIO Pro 11 はソニーらしい技術がギュっと詰め込まれたモバイルタイプのノートパソコン。タッチ非搭載で約770g、タッチ搭載でも約870gと持ち運ぶのにとても嬉しい軽さが魅力の1台となっています。
そんなVAIO Pro 11 のレビュー記事を作りました!店員による徹底レビューを公開しています。Pro 11をご検討中の方は、ぜひこちらもお読みくださいね。
VAIO Pro 13 レビュー
ハイスペックなパーツ構成で実用的なディスプレイを搭載したビジネスモバイルモデルのVAIO Pro 13 はタッチ非搭載で約940g、タッチ搭載モデルでも約1060gとm持ち運ぶとき、思わず嬉しくなるほどの軽さが魅力の1台。
当店店員によるこちらの徹底レビューもぜひ参考になさってください。
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