3つのリスニングスタイルを楽しめる、ヘッドホン・スピーカー一体型ウォークマン NW-WH303 のレビューをお届けします。
実際に使ってみるとみないとで、これほど自分の評価が変る製品も珍しいかも!3パターンの使い道は日常シーンにおいても、かなり実用的な製品であることがわかりました!
首掛けスピーカーという発想。特に用事をしながらという時、最高です!
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3つのリスニングスタイルを楽しめる!NW-WH303 レビュー
まずは開梱した直後の付属品チェックから。
ウォークマンと言うべきかヘッドホンと言うべきか?本機・NW-WH303とUSBケーブル、本機をヘッドホンとして使う時のケーブルが付属。あとは取り扱い説明書等が同梱されていました。
USBケーブルはパソコンと音楽データなどのやりとりや、内蔵バッテリーの充電の時に使用します。本体左側のキャップを外せば端子が姿を現しました。
付属のケーブルは、NW-WH303をヘッドホンとして使いたい時に使用します。
上の写真は、ウォークマンにウォークマンを接続するといった一見滑稽な状況なのですが、これ案外実用的。
楽曲はNW-WH303本体で楽しみ、動画はスマートフォンなどとケーブルで接続して高音質で楽しむ。なんて使い方が出来るのも、このNW-WH303ならではでしょう。
最初は、なんでBluetoothを搭載しなかったんだろう?と、疑問に思ったこともあるのですが、ヘッドホン機能として使う場合は、NW-WH303のバッテリーは消耗しません。これはなるほどですね。
見た目大きく感じるNW-WH303ですが、バッテリーを搭載したウォークマンにスピーカーを搭載しているとか考えると、それほど大きくないのかも。
ただ実際問題、携帯性に優れているとは全く思いませんが、この手のヘッドホンを持ち歩く方にとってはそれほど気に大きさではないのかも知れませんね。
パッドも厚め。耳との密着具合もなかなか良く、フィット感もイイ感じでした。
素直でいい音。使っていくうちに慣れる操作性。
楽曲を数曲転送して、NW-WH303で実際に聴いてみました。コード経由、外部接続のヘッドホン機能は省略するとして、ウォークマンとして使ってみた感想を書きたいと思います。
さすがウォークマンとヘッドホンを一体化しただけあって、個人レベルでの感想になりますが、音は素直でいい音だなぁ、と思いました。※あくまでも個人レベル
「オフ・重低音の強調・中高音域の強調」の3タイプから「サウンドエンハンスメント」機能を切り替えができるようになっているのですが、これがかなり効果高し。ワンタッチのボタン操作で素早く行えるのは結構お気に入りだったりします。
操作性に関しては、再生・停止・早送り・早戻し、再生モードの切り替えなどはヘッドホンの各ボタンで直接可能。もちろん操作慣れは必要ですが、そんなものは最初のうちだけ。
何気に使って行くうちに慣れてしまうことでしょう。
ちなみに操作は単純なことしか出来ません。例えば、指定したアルバムにストレートに探し出すなんてことは不可。ディスプレイがない製品なだけに、割り切った使い方。
製品の特性を考えるとプレイリストやシャッフルで、お気に入りだけを延々流すような使い方が多くなるとは思うのですが、そういった用途にピッタリな製品とも言えるかも。
また、各楽曲の中の4秒間もしくは15秒間だけを次々に再生していく「ZAPPIN」というランダム再生機能があるのですが、これは面白いですね。
購入後ぜひお試しいただきたい機能だと思います。
NW-WH303 楽曲と共に行動出来る面白機能!それがスピーカー!
今度はNW-WH303の中で、もっとも注目されるスピーカー機能について感想を書きましょう。ハッキリ言って、これが凄くイイんです!
スピーカー機能を使えば・・・まさにこんなイメージに!
レビューサイトとかを読むと自転車に乗りながら。とか、よく書かれてあるのですが、まさにそのとおりだと思います。これなら、周りの音も聞こえるので危なくありません。
また、それ以上に身近なところで使って超便利!と、思ったことがありました。
それは、食器を洗っている時や掃除機をかけている時。騒音の多い中での日常シーンにおいての使用です。
例えば、ステレオから流れる楽曲を聴きながら食器洗いをすると、音量がそれなりに出ていても、水道の音でかき消されることってありますよね。
楽曲を口ずさんでいても、水道を止めてみると大きく楽曲とズレていたり、なんて経験ありませんか?
そういったシーンでもNW-WH303を首から掛けておけば、楽曲が途切れずに聞こえてきますし、周囲から音も聞こえます。これは体験してみないと解らないかも知れませんが、実に不思議な感覚かも。
ヘッドホンと違って圧倒的に開放的。これは家事をする人にイイでしょうね。首からかけているので、落下することもありません。
また耳元で鳴らすスピーカーなだけに周囲に迷惑になることも少なく、耳元で大音量にしてもたかだか知れているレベル。もちろん、隣に人がいる場合は普通に聞こえてしまいますので、そのあたりの配慮は必要ですが、ご近所さんの迷惑には絶対にならないでしょう。
ちなみに音質ですが、想像するよりもいい音。だと思って頂けたらと思います。もちろん個人差はあると思いますが、私はそう思いました。
ガッツン低音が響いたり、ボーカルが際立ったり、なんて特別なことは一切ないのですが、聴き疲れしない音質とでもいうのでしょうか?悪くないと思いますよ。
この機能を使うだけでも、NW-WH303の価値は、かなりあるのではないでしょうか。
以上、3つのリスニングスタイルを楽しめる、ヘッドホン・スピーカー一体型ウォークマン NW-WH303 のレビューをお届けしました。
一見変わり種っぽく思えるこのウォークマンですが、実際に使ってみるととっても面白いアイデア溢れた製品であることに気付きました。
一人暮らしの方で家事する機会が多いけど、それほど大きな音量を出せず。そんな方にはオススメの製品。ヘッドホンとして単体で使えるといったところもポイント高いと思いました。
願わくばBluetooth機能があったりすると嬉しいのですが、価格を抑えている印象も受けるので、それは今後の楽しみに。ということにしておきます。
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