α6000をはじめとする、αシリーズやNEXシリーズ用のワイヤレスリモコンとして、ソニーから発売されている「RMT-DSLR2」。カードサイズで薄型だから携帯しやすくて、持っていると結構便利なアクセサリーです。
私も個人的にも持っていて、長時間露光(バルブ)撮影とかに使う機会が多かったりします。
ある日、このワイヤレスリモコンについて、お客様からご質問がありました。それは「このワイヤレスリモコン、どのくらいまで赤外線が届くのか?」。と、いうものでした。
おお、たしかにそれは調べたことがなかった。と、いう訳で、実際に調べてみました。と、いうのが今回のお話です。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- α・NEXをワイヤレス操作できるリモートコマンダー・RMT-DSLR2の詳細
RMT-DSLR2は便利なワイヤレスリモコン
まず、今回紹介するワイヤレスリモコン・RMT-DSLR2のことから、ご説明したいと思います。
カードサイズで薄型軽量のRMT-DSLR2は赤外線方式のワイヤレスリモコン。
基本的操作であるシャッター機能はもちろん、2秒後にシャッターが切れるようになる「2 SEC」ボタンや、動画記録用のボタンが用意。また、カメラ本体をテレビにつなげた時に便利な再生機能も充実しています。
例えばセルフ撮影するときなんかは非常に便利。人に頼みづらいような状況下でも、このリモコンと三脚などがあれば、カンタンにセルフ撮影が行えます。
また、本体機能と合せれば10秒までのセルフタイマー機能が使えるようになっています。
ワイヤレス方式が赤外線とは言っても、結構届く範囲が広く、このあと届く距離の実験を行いますが、下の写真のようにカメラを意識して赤外線発信部を向けてやる必要もありません。
常識のある範囲内での操作なら、だいたい反応してくれます。
例えば真上なんかは楽勝です。
赤外線が届かない範囲でいうと、下の写真のような感じです。
このワイヤレスリモコン、例えるなら家のテレビと一緒です。こんな感じでそっぽ向けたような使い方では反応してくれません。
なお、αやNEXでこのリモコンを使用するには、本体内の操作が必要となります。
今回使用するカメラはα6000なのですが、カメラ本体のメニューの中に「リモコン 入・切」が用意されています。お使いの際は「リモコン 入」にてからお使いください。
どこまで届く?!RMT-DSLR2 テスト
さてここからは実験結果報告です。
今回はα6000と標準ズームレンズ(SELP1650)を使用して行いました。三脚にセットしたα600から、リモコンを持った私が徐々に離れていき、シャッターが機能するのかを調べていきます。
まずは2m80cm。
この距離で使えないならお話になりませんね。
つづいては・・・
ぐんと離れて6m。
多人数での集合セルフ撮影なら、このくらい離れることが出来れば、御の字ではないでしょうか?
問題なくシャッターがバシバシきれましたよ。
ちなみに当店の床パネルは1枚が40cm。こういう実験とか非常に計測しやすいのです。
つづいて・・・
ここまで離れると、逆にカメラが誰かに持って行かれないか心配にもなりますが、ここでも全く問題なし!
お店にこられた方ならお解りかも知れませんが、入り口から、現在4K BRAVIAが置いてあるまでの距離。結構届くものですね。
そして・・・
ついに、お店の中で出来る実験距離の限界まで来てしまいました。
その距離なんと12m!!
当店の奥行きいっぱいまでの距離でも問題なく届いてくれました!!
これ以上ともなると、外に行かないと計測出来ないわけですが、これ以上の距離を離れてのセルフ撮影は、カメラ本体が盗難されることなども考えると、あまり現実味がないような気がします。
なので、今回の実験はここまで。と、させていただくのですが、この位の距離でもこのリモコンは使えるよ。と、いうのがわかって頂けたかと思います。
今は、セルフ撮り流行ってますから、いわゆるツーショット撮影だけでなく、このリモコンを使って面白い写真を写して行くのも良いかも知れませんね。
たとえば、お父さんとお母さんがお子さんと手をつないで、景色の中を歩いていく、そんな写真を写してみたり・・・先に紹介したセルフ10秒機能を上手に使えば、本当にいろんな写真が写せそうな気がします。
ちなみにα6000には液晶モニター側(背面側)にも、赤外線リモコン受光部があって、こちら側はどのくらいの距離まで動作するのかも知らべてみました。
フラッシュの作動によりリモコンが機能しているのかの判断が出来ます。
結果は9m50cm前後でした。
9m20cmまでは、何回リモコン操作をしても反応をしていたのですが、それ以上を超えると成功率は激減。9m60cmともなると、リモコンをどの方向に向けても反応しなくなりました。
まぁ、液晶モニター側は自分撮りとは違う使い方なので、逆に9m20cmも飛ばなくて良いような気もしますが・・・ただ、感度が強いのは心強くて、これなら安心して撮影に集中することが出来そうです。
以上、α・NEXで使えるワイヤレスリモコン「RMT-DSLR2」の赤外線はどこまで届くのか?をお届けしました。
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なお、ご覧頂いたように、この実験はリモコンとカメラを見通しの良い場所で一直線で使用した時に出た結果です。状況や機種によっても変化すると思いますので、この内容は参考程度になさってください。
製品の詳細につきましては、リンク先も参考になさってください。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- α・NEXをワイヤレス操作できるリモートコマンダー・RMT-DSLR2の詳細
また当店では、ワイヤードタイプのレリーズリモコン・RM-VPR1を使ってみました。という記事も公開しています。こちらも参考になさってください。
あったら便利!レリーズリモコン『RM-VPR1』を使ってみました! | |
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バルブ撮影など、スローシャッター撮影の時に便利で汎用性の高いレリーズリモコン・RM-VPR1をα7・α7Rで使ってみました。やっぱりもっているといないとでは違いますね!あると便利! |
α6000のレビューを掲載中!
今回使用したミラーレス一眼カメラ・α6000の徹底レビューを公開しています。
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