このサイズのポータブルワイヤレススピーカーもここまで来たか?!そう思った、サイズを超えた広がりのある音と、迫力の低音が楽しめるワイヤレススピーカー「SRS-X33」のレビューをお届けします。
大ヒットした前モデル・SRS-X3の後継モデルとして登場した「SRS-X33」は、スタイリッシュなデザインや最大出力20W(10W+10W)はそのままに、よりコンパクトな大きさとなりました。
約12時間のバッテリー性能と相まって、好きな場所に持ち運んで、音楽を聴くことがより楽しくなるでしょう。
また、新開発の高音質コーデック技術(LDAC)搭載により、LDAC対応プレーヤーを接続すれば、さらなる高音質で音楽を楽しめるようになりました。
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SRS-X33 レビュー
今ではもう見慣れてしまった感がありますが、「SRS-X33」の前モデル「SRS-X3」が発表された時は衝撃的でした。
当時、斬新とも言えるカラーに、スピーカーらしくない横長の立方体デザインはとってもスタイリッシュ。
そんなデザインが今回のSRS-X33にも採用されたということは、それだけこのデザインには人気があり、性能面でも支持された結果なのでしょう。
前モデル同様、今回のSRS-X33 も個人的にお気に入りカラーのレッド(R色)を、個性的な4色のカラーバリエーションから当店の展示機として仕入れることにしました。
さて、SRS-X33のスペック。ザックリと書かせていただくと、横幅18.5センチ高さ6センチとコンパクトサイズながらも、総合出力20W(10W+10W)のデジタルアンプを搭載しました。
前面と背面部分にパッシブラジエターを配置することにより低音域を強化。サイズを超えた低音が楽しめる。を、コンセプトにしています。
本体の角を全て斜めにカットしているのには理由があって、音波反射の回折現象を減少させているのだとか。
ポータブルスピーカーって持ち運ぶことに重きを置いて、肝心の音質へのコダワリが今ひとつなものがありますが、SRS-X33はそういったものとは訳が違います。
SRS-X33はバッテリーを内蔵しており、なんと約12時間もの連続再生が可能。充電方式はUSB。スマホ感覚の充電スタイルです。
オーディオプレーヤーとの接続は、Bluetoothを使用したワイヤレス接続が基本的になりそうですが、背面部分にはAudio in端子も用意。オーディオプレーヤーを選ばず使用できるのも、このスピーカーの大きな魅力と言って良いでしょう。
また、新開発の高音質コーデック技術(LDAC)を搭載。
実はこの機能がこそが、SRS-X33の大きな目玉とも言え、LDAC対応プレーヤーを接続すれば、ワイヤレスでも高音質で音楽を楽しめるようになります。
SRS-X33レビュー ウォークマンとワイヤレス接続。聴いてみました!
それでは、SRS-X33で音楽を聴いてみることにしましょう。
今回は、ウォークマンAシリーズ(A10シリーズ)を使用して、ワイヤレス接続から行います。
ワイヤレス接続と言っても、ウォークマンAシリーズとなら、難しいことは一切ありません。お互いの「NFC」マークを重ね合わせると、それだけでペアリングが開始。あっという間にワイヤレス接続は完了です。
さて、気になる音質ですが・・・わずか横幅18センチ程度のスピーカーから出る音とは思えないほどの広がり感。それでいて迫力があり、伸びのある低音も、ハッキリと体験することが出来ました。
カタログをみると、新しいDSP設定により2chスピーカーと、サブウーファーのバランスを改善。と、さり気なく前モデルとの比較を書いていますが、まさにそのとおり。
前モデル(写真・奥)と聴き比べをしてみたのですが、ハッキリと音質が向上しているのがわかります。
言葉で伝えるのは本当に難しいのですが、明瞭感がアップし、各音域がばらついた前モデルと比較しても、聴いていて気持ち良いまとまり感が出ました。
このサイズで、この手軽さで、これだけの音を出すなんて・・・ホントすごいなぁ。と、いうのが正直な感想です。
ちなみに、SRS-X3(下)とSRS-X33(上)の大きさを比べるとこんな感じ。
小さくなってスピーカー出力はそのままキープ。でも、音がより良くなったというのですから、確実な技術の進歩を感じられます。
なお、「SOUNDボタン」を押すと効果が変えられ、シーンに応じた使い方も可能となっています。
SRS-X33レビュー LDAC接続でさらに高音質!
SRS-X33の注目したい機能の一つ。それは新開発の高音質コーデック技術(LDAC)を搭載した。と、いうところ。
この機能を使うためには、LADC対応のオーディオプレーヤーが必要になりますが、通常のBluetooth接続と比べて最大約3倍の情報量が伝送可能。つまりは通常よりも高音質で音楽が楽しめるということなので、非常に期待が高まります。
先まで使用していた、ウォークマン Aシリーズは2015.4月頃にLDACに対応するとのことで、現時点ではLDAC非搭載。
そんな訳で、ここからはLADC機能を搭載したウォークマン ZX2で、その3倍の性能とやらを試してみることにしました。
結果はハッキリわかりました・・・明らかに音質が向上します!
LDAC搭載、非搭載機で同じ楽曲を比較するとまるで別物です。もちろん音源の質にもよりますが、今回試したハイレゾ音源では、ものすごく明確でした。
前モデルのSRS-X3の上を行くのが、SRS-X33だとすると、SRS-X33が別機種になったくらいに音質アップ!
本来もつSRS-X33のパフォーマンスは、LDAC機能によって初めてわかると言ったところなのでしょう。
音に厚みを感じられ、低音から高音までの伸びの良さ。音の分離も向上します。音源の良さを使いきろうとしている感じで、伝送3倍ってスゴイことなんだなぁ。と、いうことを実感しました。
LDACを搭載したプレーヤーは現状ではまだ少ないものの、将来的に増えてることは間違いなし。少なくともハイレゾ対応ウォークマンには間違いなく標準搭載されるのではないでしょうか?
先物買い。ではありませんが、そういった意味でも、SRS-X33は将来的な視野を入れて先行投資しても、いい商品なのかも知れません。
今回は、ポータブルワイヤレススピーカー「SRS-X33」のレビューをお届けしました。
ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-X33」 | |
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なお、SRS-X33は持ち運びの際に便利な専用ケースも販売されています。
SRS-X33専用キャリングケース CKS-X33 | |
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持ち出すときに便利なSRS-X33専用キャリングケース ソニーストア価格:2,380円+税 送料無料・2015/03/10 現在の価格 |
製品の詳細情報につきましてはリンク先も参考になさってください。
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