VAIO Fit 15 と VAIO Fit 15E って、どこがどう違うの?
前回の”Part.1では「デザインと装備」を中心に2機種の違い”をチェックしました。
今回のPart.2では、ソニーの直販サイト「ソニーストア」で予算に応じてパーツを組合わせて購入出来る「VAIOオーナーメードモデル」のことについて書きたいと思います。
プロセッサー、メモリー、ストレージなどなど、多数のパーツが用意された両VAIO。しかしパーツの種類によって、それぞれ選べるものが異なる場合があります。
それらを見やすくまとめてみましたので、チェックしていきましょう。
フルHDが最初から搭載のVAIO Fit 15
まずはディスプレイから。
ディスプレイ | グレードアップ2 | グレードアップ1 | ベーススペック |
Fit15 | 1920×1080(高輝度) | ||
Fit15E | 1920×1080(高輝度) | 1366×768(高輝度) | 1366×768 |
ディスプレイですが、カスタマイズ出来ない、VAIO Fit15 に対して、3つから選ぶことが出来るようになっています。
しかし、よくよく見れば「フルHDが標準搭載のFit15」にたいして、2つ上までグレードアップしないと同等にならないのが VAIO Fit15Eのディスプレイ。
VAIO Fit 15E の価格がお安いのには、このような理由もあったりします。
オススメはもちろんフルHD。高解像度な方がなにかと作業がはかどります。
プロセッサー 違いのはベーススペックのみ!バージョンアップで Core i7 も!
続いては、パソコンの頭脳とよばれるプロセッサー(CPU)について。
プロセッサー | グレードアップ3 | グレードアップ2 | グレードアップ1 | ベーススペック |
Fit15 | Core i7-3537U | Core i5-3337U | Core i3-3227U | Pentium2117U |
Fit15E | Core i7-3537U | Core i5-3337U | Core i3-3227U | Celeron1007U |
プロセッサーは、ベーススペックのみが違うくらい。それ以上は同じパーツによるグレードアップが可能になっています。
もっとも高性能なプロセッサーでCore i7が搭載可能なところはカスタマイズ出来るオーナーメードモデルならでは。快適な動作を求めるなら Core i7を搭載してみてはいかがでしょうか?
ちなみにプロセッサーの事に関してはソニーのサイトでイラスト入りで紹介されています。
Core i3・i5・i7 なにが違うの?というかたは是非参考になさってください。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- 新しいCore i5、Core i7プロセッサーでサクサク快適パソコンライフ!
メモリー VAIO Fit 15 なら、最大12GBまでもメモリー搭載可能!
メモリーは、机の広さで例えたりすることが多かったりします。
机と言うのは、広い方がたくさん物を置くことが出来るし、スペースが広いほど作業効率もあがるというものです。その例でいくとメモリーも容量が大きいほど、いろんなアプリを起動してもなにかと余裕があると言う訳です。
メモリー | グレードアップ3 | グレードアップ2 | グレードアップ1 | ベーススペック |
Fit15 | 12GB(8+4GB) | 8GB(4+4GB) | 6GB(4+2GB) | 4GB(4GB×1) |
Fit15E | 8GB(4+4GB) | 6GB(4+2GB) | 4GB(4GB×1) | 2GB(2GB×1) |
VAIO Fit15 のベーススペックは4GB。
これに対してVAIO Fit15Eのベーススペックは2GB・・・ハッキリ言って、Fit15Eの2GBは少なすぎると思います。
4GBあれば快適に動くと言われている、Windows8ですので、せめて4GBまでグレードアップはしたいところです。
そう考えると、最初からメモリー4GBを搭載している Fit15 の方がなにかと良心的とも言えるかも。また、VAIO Fit15 に関しては最大12GBまでアップすることが可能です。
動画や写真編集、さまざまな作業をしたいのならメモリーは多い方がなにかと快適ですよ。
Fit 15 は、高速アクセスで振動にも強いSSDが搭載可能!
ストレージとはハードディスクなどの記憶装置のこと示します。容量が大きいほどファイルなどのデータがたくさん保存できます。
VAIO Fit15 と VAIO Fit 15E 。選択パーツの中で最も決定的な違いと言えるのが、このストレージ選択です。
ストレージ | グレードアップ2 | グレードアップ1 | ベーススペック |
Fit15 | ハイブリッドHDD約1TB +フラッシュメモリー8GB |
HDD約750GB | HDD約500GB |
Fit15E | HDD約1TB | HDD約750GB | HDD約500GB |
バージョンアップ6 | バージョンアップ5 | バージョンアップ4 | |
SSD約512GB | SSD約256GB | SSD約128GB |
ベーススペックをみると同じ約500GBなのですが、Fit 15はなんと6種類のパーツから選択可能。中でも注目はSSDと呼ばれるメモリータイプのストレージが選べことが出来るのです。
SSDはHDDと比べOSの起動からアプリの起動、ファイルの移動やコピー、色々な検索など・・・何をするにしても速い。ハードディスクの場合だと、どうしてもワンアクション遅れるような反応も、SSDなら本当に快適、ダイレクトさを感じられます。
またSSDは本体を移動する際に、衝撃に強いなどの特長も持っています。
記憶容量は最大約512GBまでしか用意されていませんが、とにかく軽快に動くPCが欲しいなら、Fit 15 にしてSSDをチョイスすると良いでしょう。
またFit15にはハイブリッドHDD約1TB+フラッシュメモリー8GBというストレージも用意されています。しかし、こちらはHDDを僅かに速くしたかな?程度のレスポンス。
もちろんこれはSSDの速さを知ってしまっているからであって、HDDとの単純比較だと随分速く感じるかも知れませんね。
OS起動時のイメージ:SSD>>ハイブリッド>>>>HDD
イメージで例えると、こんな感じと言ったところでしょうか?実体験での評価ですが、あくまでも参考程度お願いします。
こんな感じでストレージはHDDからSSDまで全6種類用意された Fit15 のほうが、選択肢が多く用途に向いたものが購入出来るでしょう。
SSDについてはソニーのサイトでも詳しく説明が書かれています。
より詳しいことが知りたい方は、リンク先も参考になさってくださいね。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- 速い・省エネ・頑丈 SSDならすべて解決!
VAIO Fit 15 と VAIO Fit 15E って、どこがどう違うの?
Part.2の今回は「VAIOオーナーメードモデル」のことについて書いてみました。同じ画面サイズをもつ両機種ですが、エントリーモデルと無印では随分選択出来るパーツが違っていますよね。
前回書きました「Part.1 デザイン・装備編」と合わせてご覧頂ければ、と思います。
VAIO Fit15とFit15E 2機種の違いを徹底チェック「Part.1 デザイン・装備編」 - ソニーショップさとうち
ベーススペックであっても、両機種は搭載されているパーツそのものが、随分違うことがわかります。
2012年8月7日現在、両モデルの価格差は5,000円程度なのですが。
と、そこで気になったのですが・・・
VAIO Fit 15E をバージョンアップして、VAIO Fit 15のベーススペックと同等にすれば価格差は、一体いくらくらいなのか?それが気になってきました。
次回の「VAIO Fit 15 と VAIO Fit 15E って、どこがどう違うの?」Part.3では”両機種の価格差”について調べてみることにしたいと思います。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- VAIO Fit 15 製品の詳細・販売価格など
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- VAIO Fit 15 E 製品の詳細・販売価格など
VAIO Fit 15 & VAIO Fit 15 E 徹底レビュー
当店ではVAIOのレビュー記事を公開しています。
メーカーのWEBサイトには掲載していないようなことも、入門者向けに書いています。
またカスタマズ出来るオーナーメードモデルに関してもパーツごとに徹底調査。
ぜひ、ご購入の参考になさってください。
VAIO Fit15 徹底レビュー - ソニーショップさとうち
VAIO Fit 15E 徹底レビュー - ソニーショップさとうち
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