音質・デザイン・装着性。ヘッドホンの本質を追求し、ハイレゾリューション音源の再生にも対応した「MDR-1RMK2」のレビューをお届けします。
気合の入り方がよくわかる「MDR-1MK2」のパッケージ、これは期待が持てそうです。
- ソニーストア (ソニーのweb直販サイト)
- ハイレゾリューション音源に対応。ソニーヘッドホンの高音質モデル MDR-1RMK2
MDR-1RMK2レビュー
開梱するところから今回はお届けしたいと思います。
ハイグレードモデルであるMDR-1RMK2は、パッケージ演出もハイグレードなものでした。
この手のクラスのヘッドホンを購入される方は、時にイヤホン、時にワイヤレスなど、オンリー使いをされる方が少ないことを想定しているようで、使わない時はなおしておける。そんなパッケージとなっています。
MDR-1RMK2本体を始めとする付属品一式はこんな感じ。
持ち運びに適したキャリングポーチはヘッドホン本体に加え、3種のコードを収納するのにも便利そう。3種のコードの内訳は、1.2mと3.0m。そしてスマートフォンなどで使えるリモコン/マイク付き1.2mコードとなっていました。
3本全てのコードはいづれも絡みにくい「ミゾ」があるセレーションコード。
ヘッドホンはコード着脱式なので、ユーザーのお気に入りのコードであったり、標準プラグのアンプなどと接続したい場合はコードさえ用意すれば、対応が出来るようになっています。
基本的には1.2mでポータブルオーディオと接続するのがスタンダードになりそうですが、3mのコードが付属することによりパソコンだったりテレビだったり、使える範囲が広がりますね。
可動部のガタつきを低減するサイレントジョイントの効果はすぐにわかりました。
例えば頭にセットしてから、セットしなおす時「ギシギシ音」が発生することはありません。言われてみれば。的な機能ではあるのですが、こういった部分もあってのハイグレードヘッドホンということなのでしょう。
厚めに用意されたクッションは頭頂部への負担も少なそうです。
低反撥ウレタンフォームを立体的に縫製したイヤーパッドは機密性が高そうです。
それでは実際に聴いてみることにしました。
思わず驚く初期の音。エージングは必要不可欠!
開梱した直後、このヘッドホンから聞こえてくる音を聴いて「いい音だ!」なんて、言う人はいないのではないでしょうか?
これは結果論になってしまうのですが、ソニー(*)のヘッドホンやイヤホンはMDR-1MK2を問わず、やはりエージング(=慣らし運転みたいなもの)が必要のようです。
※ソニーの。と書いたのは筆者である店員がソニーのしか使ったことないから。
音に厚みとか、滑らかさとか・・・そう、感じるものが全くありません。楽曲に一体感がありません。
しかし、これは慣らし、つまりエージングをすることで良くなってくる。と、いうことは、なんとなく長年の勘みたいなものでわかります。結果が早く知りたかったので、まずは色んな楽曲を50時間程度、一定の音量で掛けっぱなしにして、慣らし運転を敢行するのでした。
エージングで劇的に変化!装着感が心地よい!
50時間程度のエージング期間を経て、開梱から3日近く過ぎた今日、いよいよ再び聴いてみることにします。
結果・・・すごく良くなっていました!
明今日は耳の調子が良いからとかいうことではないと思うのですが、もう劇的レベル。
そう言えば知人に勧められていい音を納得して購入したイヤホンが、購入直後は酷くて当時意味不明に陥った記憶が蘇りました・・・やっぱり慣らしは必要ですね。
とはいえ、まだまだ良くなりそうな気配も残していますので、本当なら、もうあと数十時間ほどはエージングはした方が良いかも知れませんが。
さて、ウォークマン F880シリーズに直接つなげてみたり、F880シリーズ+ポタアン・PHA-2とセットで聴いてみたりしたのですが、音が全体的に伸びやかになり、鮮明さが増した感じ。
やっぱりエージングしないといけない。と、いうことがわかりました。
そんなMDR-1RMK2ですがカンタンにレビューを書くと、全体的にはフラットな印象でクセのない感じ。そう、誰にでも好まれそうな嫌みのない音と言えそうです。
特段ずば抜けて強調するところはないのですが、これが良さなのかと。
全体的にクリアで伸びやか、低音はややおとなしめ。
ウォークマンなどの機能にある「イコライザー」を使えばどんどん自分の好みの音に追い込んで行けそうです。
装着感はかなり良くて、頭頂部にくるパッドは厚みがあり、側面のパッドの密閉感も良い感じ。また、ずれる心配がない事もあって、頭や首が楽な印象を受けました。
ヘッドセットタイプが、よほど苦手な方にはオススメ出来ないのですが、約240gの軽量さと相まって、バツグンのフィット感。
MDR-1シリーズのコンセプトである「音質」「デザイン」「装着性」は、なるほどなぁ。と、言う感じでした。そう言えば、デザインもなるほどカッコイイですね!
リラックスして、いつもよりいい音で楽しみたい。
MDR-1MK2は、特にそんな方にオススメ出来るヘッドホンだと思いました。
音質に関しては、とにかくフラット感が私は気に入りました。ウォークマンのイコライザー機能で自分好みにセッティングするのが本当に楽しくなりますよ。
またピッタリフィットする付け心地も気持ちイイ。やっぱり、この手のヘッドホンにしては本体重量が軽い。って、言うのは大きなマージンなのでしょう。
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- ハイレゾリューション音源に対応。ソニーヘッドホンの高音質モデル MDR-1RMK2
※今回のレビュー記事は店員個人の感想を書いております。音や装着感など感じ方には個人差がありますので、興味を持たれた方は一度装着されて聴かれることをおすすめします。
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